3.11

2011年3月11日東日本大震災から11年が経ちました。
あの時、私は埼玉県で暮らしていた。
まるで、2度目の人生を歩んでいるかのように、あの日から生きる場所も生き方も、見る世界も変わった。
大好きな家族と離れること、大好きな友達と離れること、大好きな職場を辞めること、大好きな地から離れること、そんな経験をした人が数えきれないほどいます。
私もその中の一人です。お腹の中にいた子どもを守る一心で、住み慣れた地、大好きな家族や友達、大好きな職場から離れました。
それでも自分の選択した人生を少しでも豊かに、笑って過ごせる生き方を望んできた。
諦めなかったヨガ教室も10年遅くなったけど一昨年にはオープンできたし、子ども達も健やかに生きている。
人生はいつどこで何が起こるか分からない。夢も希望も明日には崩れるかもしれない、それでも生きるということを諦めてはいけない。
私たちにできることは何か?経験した智慧なのではないのでしょうか?
智慧は、二度と同じことを繰り返さないためにあるのではないでしょうか。
原発も、戦争も全てが苦しみと悲しみをもたらしている。
何と向き合い、何を選択して生きるか、常に私たちは問われている。
私たちは大切なことを忘れてはいないだろうか?震災で亡くなった人々、原発で亡くなった人々、未だ苦しんでいる人が大勢いることを。