story.4_奄美時代もスペイン時代もとても濃く、

奄美時代もスペイン時代もとても濃く、沢山話したいことがあります。
でもまだ自己紹介中なので、ザッと進みます。
18才になる数ヶ月前に日本へと帰国。
4年間のサーカスを経て、なんとなくこれでは一生食っていけないだろうと帰国を決めました(急に現実的!)
しかし帰国したものの、日本語が下手過ぎてビックリ!
あんなに人前に出て芸を披露することを楽しんでいたのに、とにかく人前に出るような仕事を避けるように。
結局いくつかのバイトを経て、バイト先で出会った人と結婚、2人の子どもを育てながら日本ならではの「お嫁さん」を経験。
義父、義母、義伯父、義妹、義弟、夫、子ども2人と私の9人家族。
その中で嫁という経験は私にとって凄まじかった(笑)
自分にとっては未知の世界。自由にやりたい放題生きてきた自分もいつの間にか枠の中に、嫁の仕事は多いこと!出会った相手は1人なのに、世話する相手は8人!その上何をやっても文句ばかり、でもきっとその中でも一番辛かったのは「学校行ってないことは内緒にするように!」「サーカスやっていたことは外では絶対言わないで!」とそう言われる度に、自分の人生はそんな隠すような恥ずかしい生き方だったのかと悩んだり落ち込んだりしました。でも不思議と麻痺していくんですね、いつの間にか自分という存在を隠すこともどうでもよくなる、ただ気が付けば自信喪失。
人生なんてこんなもんだ、なんて思っていたある日、友人がヨガに誘ってくれ、なんとなく行ってみたのが自分のその時の人生を見直すきっかけになった。
「あなたの人生を決めているのは、誰者でもないあなた自身です。」
誰のせいにも出来ない、誰にも強制なんてされていない、そう自分で選んで私はここにいる。。
学校をやめたのも、サーカスへ行ったのも自分で決めたこと。
そして今ここにいることも自分で決めたこと。
9年間の結婚生活は決して悪いことばかりではなかった、しかし私は気付かない間に蓄積してきた我慢からの解放を止めることは出来なかった。ここからまた彼や彼との家族との絆を深めていく覚悟は全くもてず、離婚という選択をし母子家庭に。