story.9_4人目が産まれたその年の春に

4人目が産まれたその年の春に長女が中学校を卒業。
直ぐに高校へは行かず、ドイツの農家へホームステイへ。
母親になって経験する子どもの旅立ち…親の心境を初めて知る。
子どもが自立する時、親もまた子どもから自立しなければならない。
子どもが苦労しようが、まだまだ不安定であろうが、自立するタイミングはそれぞれ違う、背中を押すこともしなければ、自分の偏った夢に誘導することもしない。
案外子どもより親の方が子離れ出来ないことも多いのではないかな。
親も子も対等に、我が家では皆んな名前で呼び合う。上下関係をつくりたい社会には適応していないけど、子どもにも立派な意見や考えがあることを尊重したい。
私も父をポンちゃんと、母をミオと呼んでいた。
まだまだ子育ては続くし、私の人生もこれから先何があるか未知の世界。
ひとまずこれで私の生い立ちはザックリではありますが終わります。
この先は私の印象に残る体験談や思いを時々語りたいと思います。
どうぞこの先もよろしくお願いします。