念には念を
この世に生まれて、気付けば保育園、小学校、中学校、高校…保育園は小学校の準備、小学校は中学校の準備、中学校は高校の、高校は大学の、そして大学は就職の。いつも「いつか」のために生きている。人が念のために生きなくなるのは多分仕事もできない年ごろになって「もう死ぬだけだから」なんて言葉にしたとき始めて念のためにから解放される。いやまてよ、念のために病院に通うようになって、念のために自分のお墓の心配や財産の心配をしていたら「念のために」で人生終わっちゃう。これで私の生きた証ができた!生きた証?死んだらそんなことどうでもよくなるのでは?念には念を、死んだ後まで念には念を。本番はいつも今この瞬間だけ。念のために生きている暇などない!